黒龍「火いら寿」 [Ｇｉｎｚａ日記]
先日、旧防衛庁前にある”シーズン”というオイスターバーで同伴メシをした。
その際にお酒好きのお客様が「これに呼ばれたんだよ～」とこの黒龍”火いら寿”が出てきた。
どうやら、入荷したてのお酒が狙いで長野から出て来たらしい。。。
へぇ～日本酒っっと興味のない私。。。なにせ日本酒が飲めない。
あの米臭さが苦手なのだが、どれどれと香りを嗅ぐとなんか白ワインのような香り・・。
ん～??? と、ひとくち口に含むと、これまたフルーティーな白ワインの味。。。。うまいっ。
呑めるじゃん♯？！っとばかりににらむお客様をヨソに、店主に訊けばどうやら珍しいお酒のよう。
しかし時間が経ったり、温度が変化すると味もまた変化する。
お客様は常温が好みのようだが、やはり独自の匂いがでて私はダメ。
まだまだ日本酒好きにはなれそうにない。
ハードな土曜日。 巨人のせい???・・ [Ｇｉｎｚａ日記]
昨日のアフターは、朝6時まで・・巨人が開幕戦で負けた為
観戦したお客さまとのアフター。すっかりとばっちり受けてしまった。
そして、土曜日。
2、3時間しか寝てないまま、この時間しか会えない親友とモーニング。
結婚してすっかり、リンカラン"生活の友達の穏やかなオーラに後ろ髪ひかれつつお客様のお迎えがっ。
おミズな風景。 [Ｇｉｎｚａ日記]
私たちは、毎日お客様に失礼のないようフォーマルなスタイルでお店に立たなければなりません。
髪型をセットしてもらうことも、そのうちのひとつ。
銀座などのクラブがある街にはそれ専門の美容院がいくつもあり、一回大体3500円前後。
ちなみに、オーダーは専門用語でします。
まる・アップ・カールアップ・ルーズアップ・お任せ・夜会などなど。。。
毎日通うところですから、自分に合う美容院や先生を見つけることも大切です。
あと、一日。 [Ｇｉｎｚａ日記]
今日は、金曜日。
出勤あと一日っ締まっていこっ～。
週末接待ランチ入りませんように・・・。
髪のセットにボリューム出すためにいれる”あんこ”でとぐろ巻くモモ。
忙しさに合わせて大きくなる。
バレンタインデー、意外と人は入らず・・。 [Ｇｉｎｚａ日記]
一昨日は、バレンタインデーだった。
私もそれなりに、チョコレートを用意する。っといっても、エキュさんのようなキュートな乙女心チョコレートではなく、あくまでもお客様用。
銀座では、お客様に直接（お店で）チョコレートを渡す人、
宅配でチョコレートを送る人と半々にわかれる。
銀座歴浅い私は、前者のコたちで、バレンタインデー当日どんだけ混むのかしらっと
思っていたら案外暇っ？！（※お店は一流店です）
どうみてもバレンタインデーの愛の告白よりも2月の暇さが勝っている・・。
あくまでも夢を売る仕事。これでいいのだろうかっ?!
しかしそれもそのはず、1000円のチョコよりも取りに来たお客様の呑み代の方が
はるかに高い。金銭に厳しい経営者郡がそれをわからないわけがない。
当日の私のお客さまとの会話もこんな感じ。
（私）「（なんちゃらかんちゃらっ）チョコレートあげたいので、取りに来てっ」
（付き合い長いのでこんな言い方になる）
（客）「あほっ。お前らは1000円かもしれんが、こっちは何十万になるんじゃいっ！」
（付き合い長いのでこんな言い方になる）
（私）「え～5万～まっいって10じゃない？」
（客）「（笑）そのうちいくわっ」
（私）「あっ愛の告白がっ・・・」
（客）「あほかー（笑）今さらないやろっ！来週行く3人なー」
あ～ヤダヤダ、付き合いの長い色気も素っ気もない会話。
ラクは、ラクだけれど。
さてあくまでも夢を売る一流の町、銀座。1000円のチョコが安いだろうか？
しかしちょっとした売れっ子がチョコレートを贈るとしたら100人。
単純に1日で10万の経費だ。そのうち郵送したらいくらになるかわからない。
そのほかにもっとかかる誕生日・お中元・お歳暮が控えている。
よって、たいていのコがお客様によってランク付けせざるえなく、vipには物だったり、
お姉さんのお客様などへの大多数へは、1000円前後を渡していると思う。
では、なぜにチョコレートを送るのかっ？以下のような意味が隠されていると思う。
・いつもありがとうっ。これからも宜しく。
・私を忘れないでね。
・ママに言われました。
さらに・・
・○○ちゃんとは同伴したのねっ。
・食事の約束いつ？
・最近店に来てないわよね？
・待ってます。（店で）
・ツケ、忘れてない？
おおおっ恐ろしい。恐ろしい。。。
最後のほうは、書いていて恐ろしいφ（．． ;)。
あ～六本木のときはよかった。
向こうは銀座よりも擬似恋愛色が強かったので、バレンタインデーとなると
みんな食事に誘ってくれたり、こころよく店へ足を運んでくれたっ。
ホステスのコの全員がそうではないが
とにかくいろんな意味が含まれている”銀座チョコレート”。
是非おいしく、お召し上がりくださいませ。
南無～。
お仕事 in 西麻布交差点。 [Ｇｉｎｚａ日記]
昨日は、お客様とLunch。
フレンチにしようと言ったら、お店がLunchやってないとのこと。
結局、西麻布交差点ホブソンズ前で待ち合わせして遊玄亭へ。
昼から焼き肉！・・・全然平気(OдO;)?
いやはや、壺漬カルビなどをすっかり堪能っしました(´д`。
その後斜め向かえにあるカフェ、テテスへお連れした。
アマンドへ行こうっと言われましたが、焼肉の後はおいしいコーヒーがのみたいものね。
■遊玄亭
TEL: 03-3796-8989
http://www.jojoen.co.jp/html/store/nishiazabu/index.html
■TeTes/テテス
03-5468-5505
OPEN1:00～4:00 日祝～22:00 無休
BARNEYS NEW YORKのワンピース。 [Ｇｉｎｚａ日記]
※こちらの記事は、ichiroさんの記事よりトラバさせていただきました。
http://blog.so-net.ne.jp/ichiro/2005-02-08-1
---------------------
銀座の夜のお店では、月はじめに"新調日"というものがあります。
これは、店内で女の子が着用する服を月一回、新調しなさいというもの。
もちろん自腹で、新調してないことがお店側に見つかると、約一日分のお給料が引かれます。
今月私が新調したのは、バーニーズ･ニューヨーク銀座店で購入したワンピース。
シルク100％の肌触りと、形の良さで決めました。
他の子がゴージャスにD＆GやLVのドレスを着ている中、ちょっと地味？
でも真似しても似合わないし、っというか真似出来ない･･･。
そのようなドレスは目で楽しませてもらって、自分は身の丈に合ったものを着用。
身の丈にあった服は気持ちいいのだ。
肩にギャザーが入っているのもかわいい。
■バーニーズ･ニューヨーク銀座店
http://www.barneys.co.jp/ginza/
私の引き出し。 ～とある接客風景～ [Ｇｉｎｚａ日記]
夜の世界にはいろんなお客様が来る。
どのひとも自分にとっていいひとであればいいのだけれど、残念ながらほとんどの場合その逆だ。
タモリさんじゃないけど、一回りも二回りも年上の初対面の人と”楽しく”会話をしなければならない。
先日も"私にとって"曲者のお客様がいらした。
痩せた長身に長髪、無精ひげ、黒のテロンとしたシャツ。普通の３０代とはかけ離れた風貌。
建築デザイナーの彼は、気難しくいかにもプライドが高そうだ。
こういう芸術肌のお客さまは、中途半端な人が嫌いだ。
しかし普通っぽさを売りにしてるような私。彼が好きそうな凛としたいい女風ホステスとは違う。
ボーイさんが泣きつくように「手伝って(ついて)もらっていいですか？」という。
他につく子がいないのだ。しかたない。
席につくかせてもらうのは、前回お説教をうけてからはじめて。
もちろん向こうは酔っているので覚えてなどいない。
「あーこんにちは!(^^;」(私)
「どうも。」(客さま)
「。。。」
「今日もおしゃれですね」
「ありがとうっ。」
(取り留めのない会話が続く)
・・・
(取り留めのない会話が終わる)
しかたない。こんなときは、自虐ネタしかない。
「最近感動しました？」
「あー映画とかみて結構泣くよっ、オレ」
「(カッコいいキャラなので)えー泣いちゃうの？かわいいですね(^^)」
「なんでだよー、オレだって泣くよ(笑)」
よしよし；；
「私最近泣いてなくてね。でも感動とかして泣かないとっ。発散できないでしょ？
だから、ハウルの動く城を観にいったんですよ。泣いてやるって。」
「あっおれまだ見てない。どうだった？泣いた？」
「んー泣けなかった。」
(ことにするが、泣くために映画観るのか？的、空気が流れる。気難しいのだ)
「だいたいオレ、宮崎映画嫌いじゃないけど映画館で観る気がしないんだよね」
(--)２回も観たんですけど、私。
・・・ふーぅぅ。 よしっ。
「あーじゃあ、大友克洋の映画とかどうですか？」(気を取り直す。好きそうかな？)
「オレ大好きなんだけどっ！！！アキラとかマジすごくない？！あの人のは映画館で見るよ！」
おーっよっしゃっ(＞＜)
アニメ見ててよかったー。
(と、この後かなりマイアックなアニメ話がつづく。)
そして最後には
「オレこんな銀座の真ん中でアキラの話なんか出来ると思わなかったよー！また話そうな！」と彼は言ってくれた。私もまさかこんなところで、そんな知識が役立つとは思わなかったよっっ。
そしてプラスαとして「モンスター」をおすすめして席を立った。
プラスαをつけられないホステスは、あきられるのだ。
小さい頃うちのおばあちゃんの家には書庫があり、そこには宗教の本と小説、大量の漫画があった。幼い私はそこに隠れてよく漫画やアニメLPを観ていたのだ。
真逆の世界に感じるが、これも私の引き出しの一つのようだ。
アニメ・漫画たちありがとう！
今日もホッと胸をなでおろす私であった。
職業は、ホステス？でしょうか。 [Ｇｉｎｚａ日記]
風邪をひき、病院に行ってきました。
いつも困るのですが、病院や何かに入会するときに記載しなければいけない職業欄。
私は、銀座のクラブで働いています。
そう、いわゆるホステスさんです。
水商売と書くのは、違うような気がするし、ホステスとはなんか俗っぽい。。。
そろそろ誰かいい名称考えてほしいなぁ。
なんちゃらかんちゃら＠*3+?ha-。
